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なぜ英語を聞くことが苦手になるのか:様々な英語の種類

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単語や文法は覚えていてテストでもそこそこいい点が取れるのに、実際に英語でコミュニケーションを取ろうとすると相手が何を言っているのかわからないしとっさに自分の言いたいことを発せない人がほとんどだと思います。

なぜ聞き取れないのか、と考えたときに
「いちいち日本語に訳していると間に合わなくて」
と答える人もいるかもしれませんし、できる人からすれば
「それなら英語のまま理解すればいい。訳してるから間に合わないんだ」
という人もいるかもしれませんが、とりえずいまはおいておきましょう。

じゃあなぜなのか、
それは日本語にも各地域で方言があるように英語にもその人の出身の国や地域の影響などがあり同じ単語でも違ったように聞こえるからかもしれません。

私が運営する各種SNSではそういった出身や地域の差による英語の違いによる聞こえ方の違いを体感できるようにできるだけ異なる特徴や印象の声の方に登場してもらっています。人には必ず聞きやすい声とそうでない声があるので、聞きやすい人の声で理解したあとに聞きにくい人の声でも理解できるか聞き比べするのも効果があるかもしれません。今後もどんどん増えていく予定です。

  • アメリカ英語:Lisa(A1)、John(A2)、Susan(A3)、David(A4)、Carol(A5)、Paul(A6)、Linda(A7)、Mark(A8)
  • イギリス英語:Elizabeth(B1)、James(B2)、Mary(B3)、George(B4)、Maria(B5)、Charles(B6)
  • オーストラリア英語:Karen(Au1)、William(Au2)、Ruth(Au3)、Tomas(Au4)
  • インド英語:Donna(I1)、Daniel(I2)

名前の後のアルファベットと数字の組み合わせは投稿している動画の管理番号の終わりにつけている記号で何人で誰がその動画でしゃべっているのかわかるようになっています。動画を検索する際の参考にしてください。
例:ひとりなら〇〇-〇〇〇〇-A1、ふたりなら〇〇-〇〇〇〇-A1A2

英語の種類

英語はみなさんご存知の通りアメリカ英語やイギリス英語に代表され、他にも、オーストラリア英語やカナダ英語など、地域ごとに独自の変種があります。これらのバリエーションは、歴史的な経緯や文化的な要素から生まれています。

また、非ネイティブスピーカーが使用する英語も広がっています。これは発展途上国であればイギリスなどの植民地だった経緯などもありますが、異なる言語圏の人々が英語を第二言語として学び、その独自のアクセントや表現を持つことによります。

インターネットの普及とグローバリゼーションも、英語の変化に寄与しています。異なる文化や言語背景を持つ人々が交流し、新しい表現や言い回しが生まれることがあります。

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代表的な英語

それでは、それぞれの英語の主な違いについてお話ししましょう。

  1. アメリカ英語(American English):
    • 発音の違い: アメリカ英語は、一般的にイギリス英語よりも母音の発音が強調されます。例えば、「r」の発音が強いことが挙げられます。
    • スペルの違い: アメリカ英語は、いくつかの単語でスペルが異なります。例えば、「color」(アメリカ)対「colour」(イギリス)、「behavior」(アメリカ)対「behaviour」(イギリス)など。
    • 語彙の違い: 一部の日常的な言葉や表現が異なります。例えば、「truck」(アメリカ)対「lorry」(イギリス)、「apartment」(アメリカ)対「flat」(イギリス)など。
  2. イギリス英語(British English):
    • 発音の違い: イギリス英語は、特に母音や子音の発音でアメリカ英語と異なります。例えば、「schedule」の発音が「シェジュール」(アメリカ)対「スケジュール」(イギリス)など。
    • スペルの違い: イギリス英語は、一般的にアメリカ英語よりも古いスペルを維持しています。例えば、「centre」(イギリス)対「center」(アメリカ)、「travelling」(イギリス)対「traveling」(アメリカ)など。
  3. オーストラリア英語(Australian English):
    • 発音の違い: オーストラリア英語は、母音や子音の発音で独自の特徴があります。例えば、「dance」の発音がアメリカ英語やイギリス英語と異なります。
    • 語彙の違い: オーストラリア英語は、イギリス英語の影響を受けながらも、独自の表現や俗語が存在します。例えば、「barbie」(バービー、バーベキューの略)や「brekkie」(ブレッキー、朝食の略)など。
  4. インド英語(Indian English):
    • アクセントと発音の違い: インド英語は、独自のアクセントや発音を持っています。母国語との影響からくる特有の音やイントネーションが見られます。
    • 語彙の違い: インド英語は、ヒンディー語や他の地域言語からの借用語や独自の表現が多く見られます。例えば、「chai」(チャイ、紅茶)や「bungalow」(バンガロー)など。

これらの違いは、歴史、文化、地理的な要因に由来しています。それぞれの英語は、独自の魅力と個性を持っています。

そのほかの地域の英語

  1. カリブ海の英語(Caribbean English):
    • カリブ海地域では、独自の英語が使われています。地域ごとに異なるアクセントや言い回しがあり、アフリカや地元の言語の影響を受けています。
  2. ニジェール・ピジン英語(Nigerian Pidgin English):
    • ナイジェリアでは、ピジン英語が広く使われています。これは、英語と地元の言語が混ざった独自のクレオール言語で、日常会話やメディアで頻繁に使用されています。
  3. シンガポール英語(Singapore English):
    • シンガポールでは、公用語の一つとして英語が使われていますが、独自のアクセントや言い回しを持っています。また、マレー語、広東語、タミル語などの言語の影響も受けています。
  4. ハウス英語(Hausa English):
    • ナイジェリアなどの一部の西アフリカ諸国では、ハウサ語と英語が混ざった独自の英語が使われています。これは、文化的な交流や言語の融合の結果です。

これらは一部の例であり、世界中で様々な文化や言語との影響から生まれた独自の英語が存在します。異なる地域や共同体でのコミュニケーションの特有の要素が、それぞれの英語に影響を与えています。

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